制作記

制作過程を公開することは革命的である。映画制作者、監督 Kyosuke NOGAMIによる連絡用のテキスト、および制作日誌

🟩3/4 マイクチェック

 


予算のうち3割は機材費に当てようと、とかそんな合理的な考えもとで、というわけではないが、新作を作るに当たってなんらかの新しい機材は欲しくなるものだ。カメラ、マイク、照明など思案したが今回はマイク中心。といってもノイマンゼンハイザーなどの高級機材を使いたいというのではなく、とりあえず手の届く範囲で。主演の平原大地と二時間ほど晴天のなか行った。

 

今住んでいるのは東京都世田谷区の粕谷というところで、最寄り駅は千歳烏山になる。(芦花公園よりもちょっと近い)。果たしてこの地にはいったいなにがあるのか?パッと答えられる人はいないだろう。まあそれほど関心の向かない地だとはおもうが、答えるならば[坂本龍一]が通っていた中学があり、彼が家族とともに住んでいたであろう自宅があったのだ。坂本龍馬ではない、坂本龍一なのである。

 

 

今回、映画の中のあるシーンに特化した形で、ロケーション選びのテーマとして坂本龍一の自宅から中学校へと向かう通学路を使うというのがあった。綿密に調査したわけではないが、主演にその旨を口頭で説明したのち、その数カ所を周り、そこでマイクチェックを行った。

 

 

 

 

 

 

ワイヤレスマイクのチェック