制作記

制作過程を公開することは革命的である。映画制作者、監督 Kyosuke NOGAMIによる連絡用のテキスト、および制作日誌

方法、など

いわゆる work in progress の方法を取ります

あらかじめ完成体が見えている脚本をあえて用意せず

大体の輪郭だけ設定して その都度変更点があれば変更し

即興的に対応できる部分を残して 制作をすすめます

(大体の輪郭は「16の景」https://imagon.hatenablog.jp/entry/2023/11/12/121610 になります)

サウンドトラック、エフェクトに関しても同様、あらかじめ全体が見えているものは

こちらでは用意しません

(どのような音をどのあたりに入れたいかはこちらから明示します)

 

制作期間は 2023年12月から2024年7月になります(撮影は5月まで 6、7月編集/録音)

撮影→編集→録音 とオーソドックスにすすめますが

音声、効果音の断片をあらかじめ準備している箇所も発生するかと思われます

 

配役に関してはまだ未定です(一部は決定)

撮影の進め方ですが

当日撮影分の簡単な台本(メモ書き)を1週間前には用意して、現場にのぞむということになります

監督は演出ノートを個人的に用意して現場に入ります

 

 

 

 

 

 

あらすじ、ストーリーに代えて

⬛️16の景◼️


⭕1

影一の誰にも理解されない写真を撮りたいという理解しがたい欲求

アシスタントの奏美との危うい距離感 

奏美、影一、二人の愛が終わりつつあることを確認しつつ


●影一の脳に起こる幻影映像1

 

⭕2

偶然が重なり、奏美との関係は何故か不思議とつづいている

(影一は奏美と別れたかったが)それを占師の謀略だとみなす

(占師のそばを通るだけで〈何かを占われているという軽い被害妄想が起こる〉)

影一は自分を天才だと思い込みたいが奏美はそれをバカにする


●影一の脳に起こる幻影映像2


⭕3

影一は写真撮影中、太鼓叩きの女性、可能カオリと遭遇する。

影一はカオリのいう「リズム原理主義」の世界観に驚愕する


●影一の脳に起こる幻影映像3


⭕4

奏美、空き地でヴァイオリンの練習をする芹田と遭遇する。仄かな恋心。「影一は芹田を撮影すべきだ」と説得しようとする。奏美のさまざまな内面が吐露される。


●影一の脳に起こる幻影映像4(4から幻影映像に「音」が加わる)


⭕5

写真ギャラリーのオーナー石渡は影一の裏切りにあう。石渡がなにものかによって大事故を負わされ臨死状態になる。


●影一の脳に起こる幻影映像5 (5から幻影映像に何者かの「声」が加わる。架空の日本映画の中の架空のセリフを奏美が収集しているという妄想から出てきた声?)


⭕6

可能カオリは霊を出現させるリズムパターンを子分たちと研究する。それを世の中

に役立てようとする。このあたりから恐山のイタコのイメージが出てくる


●影一の脳に起こる幻影映像6(影一とカオリの「霊」に対する捉え方の差異が出現)


⭕7


影一、コラージュの創作写真を作りながら幼少期からの記憶を巡らせている。

なぜ女との関係が長続きしないのか、それが創作とどうかかわっているのか思い巡らす。


●影一の脳に起こる幻影映像7(臨死状態の石渡と占師が登場)。幻影映像は、イタコの口寄せのような音響をともなって錯乱をきわめる。


⭕️8

影一、可能に誘われ色硝子のライブに行く。そこにはカオリの子分であるドラマー、トドがドラムを叩く予定だったが、欠席。ドラマー不在の中ライブが始まるが、影一が即興的に代役で務めなかなかの盛況を得る。


●影一の脳に起こる幻影映像8

影一の錯乱状態のなかで奏美と芹田が登場。

影一は芹田の写真を一枚撮り、世界が崩壊したような気になる。


⭕9

奏美との関係が復活したことを確認する

しかし、のどかな光景の中の静かな「狂い」。

●影一の脳に起こる幻影映像9

古今東西のニュース映像、古い戦争の映像、デモシーンなどが幻影に介入してくる)


⭕10

恐山の可能カオリ

イタコを超えた視点をもち、リズムによって口寄せの「声」の顕現を試している。


⭕️11

各景の最後に出てくる影一の幻影映像に出てくる裸体の女が見る幻影映像Bに画面が進行する(12へ)


⭕️12

 ⭕️10の続き

 自らが発現させた口寄せの声そのものがカオリを追い詰めて行き、カオリは声を失う。(声=霊)。

 

⭕️13

影一、臨死状態の石渡(石渡は断続的に影一の幻影映像に出てくる)を

ひきづってカオリの元へ連れてゆく

●影一の脳に起こる幻影映像10

 

⭕️14

石渡はパンツ一枚になり、家出する


⭕️15

影一、石渡の服を使い、創作写真を撮っている


⭕️16

影一と奏美は写真を撮りながら歩いている。

 

 

 

登場人物 および 人物相関図

 

 

 

(登場人物)


🔴柴山影一 シバヤマエイイチ

フリーター イカれた創作写真を撮る人 海の工業地帯出身 単身でワンルーム暮らし 近々個展を開きたい 脳の病気なのか、たまに錯乱(幻影映像の出現)症状が出る(幻影映像のシーンあり)。  殺気立っていたり、安定したり、情緒不安定気味である


🔴哲 奏美 サトシカナミ

影一の写真撮影現場のアシスタントをしている女 いつも影一の行き過ぎた創作エネルギーにブレーキをかける役目を負わされているがみずからもたまに暴走してしまう 青森出身だが、方言はだいたい抜けている。頭の中に確固とした「架空の日本映画」があり、その映画内の創作セリフを収録した音源を持ち歩いている

 

🔴 叩く人 可能かおり

若い頃パンクバンドのドラマーをしていた「叩いて音を出すのが好きな人」

叩くことによって霊を出現させる研究会〈タタキンコ〉の主導者。弟子のナンブ&サエキックを完全に従えている

 

🔴占い師

柴山の住まい近くの駅前に最近出現したエセ占い師 柴山はかなり不気味がって近づこうとしない。常にサングラスをしているので盲人ではないかと周囲に疑われている ユーチューバーでもあり、詐欺まがいの街角インタビュー商法を試みている


🔴写真ギャラリーのオーナー 石渡りさこ(イシワタリリサコ)

影一の才能を買っているギャラリーのオーナー 影一はウザがっていていつか殺そうと思っている


🔴狂気のドラマー

ナンブandサエキック。可能カオリの子分。用心棒でもある。


🔴柴山の幻影映像に出現する謎の女

さびれた温泉街を巣窟としている全裸で登場する50くらいの女。彼女は腹が出てきたことを「想像妊娠」と捉えている。スタイルはよくない。

 

🔴柴山の幻影映像に出現する謎の男

あまりにも謎すぎてよく分からない、説明しようのない男。

 

 

🔴柴山影一の子供時代(子役)

目隠ししてスイカ割りのシーン。


🔴哲奏美のお友達(エキストラ5.6人)


🔴色硝子

影一はロックバンド色硝子のメンバーの写真を撮ってくれと頼まれてライブに行く。演奏シーンあり。(客エキストラ15人くらい)。


🔴セリタ

奏美が密かに恋焦がれているバイオリン弾き。いつも同じ場所で練習している。


⭕その他エキストラ(韓国、中国人、アメリカ人含む)

 

 

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連絡用にこのブログを設置します。

 

設定画面は「公開」になっていますが

原則的に野上の新作長編映画の関係者のみの使用になります(外部には漏らさないでください)

検索に引っかからないように個人名、固有名は画像内に書き込み処理します(なるべく)

 

制作過程はいずれ公開しますが、当分は閉じたものになります

(あくまでも公開することを前提します)

それではよろしくお願いいたします

 

 

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